きっかけと発想
我が家で使いたいものが無かった・・・
愛犬用消臭・除菌剤を商品化するきっかけと発想
2010年、当時 Molto Feliceには、母犬のフィリア（16）、息子
のジュリオ（13）、娘のキアラ（12）の３頭のゴールデン・レト
リバーがいました。
2010年12月フィリアが亡くなり、現在は２頭の子どもたち
（といっても15才と16才ですから、もう相当なおばあちゃん、
おじいちゃん犬ですが）と暮らしています。
刺激の無い、安全なモノを
ジュリオは、テンカンの発作が出てしまい、獣医さんから家の
なかで刺激物（コーヒー、洗濯用柔軟剤、タバコ）を使うこと
を厳禁されています。
タバコはずい分前から吸わないので問題ありませんでしたが、
コーヒーは私も家内も大好きなので、家でコーヒーを飲むこと
ができないのは大変でした。
しかし、大切な愛犬の健康のためには止むを得ません。
家の中では、家内と二人でコーヒー断ち生活が続いています。
同じように、洗濯の際に柔軟剤を使うことも厳禁。
部屋のニオイを消す場合も、芳香剤入りのものやニオイの
きつい物、化学（ケミカル）素材を原料としたものは使う
ことができません。
そうなると、市場にはほとんど使えるものがありませんでした。
現在は、そうしたできるだけ刺激物を遠ざけ、化学物質を
使わない生活に切り替え、生活サイクルも大幅に変えたことで、
ジュリオのテンカンの発作は1年以上出ていません。
（抗テンカン薬の服用と月1回の定期診療は続けています。）
環境にもやさしく消臭できないか？
また、私は以前、フリスビードッグ大会に参加したり、数年前
まではN.D.A.において、ゼネラル・マネージャーとして、
ディスクドッグ競技会の運営に携わっていました。
競技会を開くには大きな公園などの芝生広場など公共の場所
を借りて開催するのですが、競技会場内のフン・尿の消臭を
どうするか、頭を悩ましていました。
化学薬品などを使うと芝生を傷めてしまったり、競技犬にも
悪い影響を与えかねません。
そこで自然素材のものを使っていましたが、どうしても木酢
酸などニオイのきついものになってしまいます。
本来、ニオイに敏感な犬たちですから、その強烈なニオイに、
競技にならなくなってしまう犬も出てきます。
また、季節によっては、プレーヤーや観戦中の人が気分が悪く
なったりしてしまいます。
犬やヒトはもちろん、草・木など環境にもやさしくて、消臭
・除菌ができる、何かいいものがあるのではないか・・・？
とずっと考えていました。
そして2010年、偶然 無塩電解水というものに巡り会えたのです。
老犬介護の一助に
無塩電解水に出会い、その効能や効果を試しているうちに、
不幸にもフィリアが体調を崩し、寝たきりの状態になって
しまいました。
老犬介護の始まりです。
もちろん、これまでに犬の介護は経験したことがありませんし、
何をどうしたらよいのかも手探りの状態でした。
毎日の点滴、日に何度も排泄物の処理など・・・。
フィリアは、元気な頃からそうでしたが、あまり手の掛から
ない子だったと思います。
それでも、自分で立つことができない大型犬のオシッコや
ウンチの処理を一日に何度もするのは大変です。
そこで、活躍してくれたのが、無塩電解水だったのです。
オシッコは、犬用のパンツ型のオシメがある程度吸収して
くれるのですが、どうしてもお尻周りの毛に付いていたり、
皮膚まで付いてしまいます。
そんなときに、酸性の電解水をスプレーして、よく拭き取っ
てあげると嫌なニオイを消してくれたのです。
それだけではなく、酸性電解水には除菌効果があるので、
同時に除菌までしてくれていたのです。
さらに、点滴だけになってもウンチはやはり出ます。
もちろん固形のしっかりしたウンチではなく、ペースト状
のウンチ。
これがなかなか厄介で、シャワーで流すのですが、毛の奥
まで付いてしまったものはなかなか洗い流せないのです。
ここで役に立ったのが、アルカリ性電解水です。
アルカリ性電解水には洗浄効果があります。
それも、犬の毛の表面にこびりついているような目に見え
ないホコリや汚れも荒い流してくれます。
これを使った、シャワーでは落としきれなかったウンチ汚れ
をきれいに洗い流していたのです。
これによって、フィリア自身もお尻周りに不快感を感じる
ことなく寝ていることができたと思います。
自分の愛犬との生活の中で、これは便利だった、これで助か
った、という実感を伝えながら、その良さを皆さんにも実感
していただきたいと考え、このビジネスを始めました。
